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1971年からフロントサスペンションにストラットが採用された1302と1303モデルですが、フロントサスペンションがストラットの場合、 その車軸の位置決めの役目として装着されているのがロワアームです。 ロワアームにはストラットと繋がるボールジョイント、フレームと繋がるブッシュ、スタビライザーと繋がるブッシュが備わっており、 その全てがストラットの要になる重要な役目を果たしています。
同様の小型車と比べても長めのロワアームを採用してるのが1302/1303です。 採用当初からストラットの特徴であるストロークの大きさやスペース効率を最大限に生かしています。 ストラットのストロークが大きいがために生まれるキャンバーの変化に対応した構造です。 1302や1303は他のモデルと比べて乗り心地も良く走行性能も高い特徴を持っています。 しかし、それぞれのブッシュが痛んでしまっている状態では、逆にアライメントが大きく変化します。 タイヤがしっかりと路面をとらえることが出来ないため走行に大きな支障が生じてきます。
ロワアームのフレーム側に備わってるブッシュは車軸の支点です。 1302や1303では走行中に路面の凹凸をきっかけにステアリングに独自のガタガタ感もしくはカコカコした反応等が伝わってくる場合がありますが、その原因の1つとも言えるのがこのブッシュです。
車軸となるロワアームの位置決めに重要な役割を果たしているのがスウェイバーです。最もシンプルなストラット構造を採用してるため、左右のロールを抑える役割に加えて重要な役割を果たします。そのためスウェイバーを固定するためのブッシュもとても重要です。
現在入手可能なアフターマーケット製のブッシュでは耐久性が著しく劣るため、ウレタン製のブッシュのみで対応しています。
ロアワームとストラットが繋がる部分に備わってるボールジョイントも状態によっては交換を勧めさせていただくか交換が必要となります。
リフロントロワアーム/スウェイバーブッシュ交換作業工賃(部品代別途)
Type1 1302/1303 ¥33,600-〜 サイドスリップ調整 ¥8,400-〜
※詳細はお問い合わせ下さい。